果てしなく青い、この空の下で…。 Ver1.00
ネタバレ含む



シナリオについて(個別)

最初に

 クリア順は、悠夏BAD→悠夏GOOD→雨音BAD→雨音GOOD→文乃GOOD→文乃BAD→明日菜BAD→明日菜GOOD→藍BAD→藍GOOD。BADも見ないと話がとけないんで一応分けたにょ。


安曇村について

 最初、あずみって読めなかったよ(笑)悪棲村がでてきてようやく、最終的に安住村になったしね。 諸勢力(オド、墓守の猫)が入り交じり呪われ続けた安曇村がでーだら(=主人公) の力によって安定。諸勢力もその役目を捨て、鎮魂状態に。 安曇村はようやく「均衡」ではなく、真の安寧の上に存在するのであった(from 2ch)これが一番この話を端的に示していると思う。悪棲→安住だしね。世忍(芳野)、炎(穂村)、松倉(魔ッ倉)等もとからこの地に棲んでる人には隠れ名があるのに外の人間である文乃、正士には無いあたり外来勢力によって呪われた安曇村が安住にかわるってか。ところでどうして正士には「でいたらぼっち」(最後にでてきたでかいヤツ)が憑いていたんだろう?


ヤマノカミについて

 この話を複雑にしてる原因(笑)話す人によってヤマノカミが指す物が変わってくるからねえ。オドをさしたり、踊り子をさしたり、墓守の猫(狛猫)をさしたり、墓守の猫がつかえる(?)ヤマノカミだったり。結局、これが安曇村の混沌とした感じを表してるんだなあと思ってみたり。結局、ヤマノカミがイイのかワルイのかわからないしね。


戒田正士

 いわずもがなの主人公ですな。最大のポイントは男の生徒が一人かつ、みんな正士に最初から(文乃は微妙だが)好意をもってるってことですな。文乃がいってた、無意識のうちに他人のことを気にする、優しすぎるってとこがポイントなのか?多少、優柔不断ではあるが行動力が無いってわけではないしね。とりあえず、一般恋愛系エロゲでは最強レベルの絶倫では?(爆)だって週○○はねえ(笑)うらやましいともいえる。


堂島薫

 悪の元凶、でも微妙に笑える。悠夏シナリオSMで痛いっ泣くからやめてしっかり勉強してくるところがおちゃめ。処女じゃなくてショック受けてるし(笑)意外と子供っぽくて憎めなかったなあ、俺は。


穂村悠夏

 幼なじみ巫女さん。まぁ、いってしまえば文乃以外みんな幼なじみともいけるんだけど(笑)巫女である必然性は強いな。炎の巫女だし。久々に幼なじみでツボにはまらなかった。雨音ルートを目指していたのに知らないうちに悠夏ルート入っていた恨みがあったのかもしれない(笑)シナリオは、堂島君中心だね。おかげで最後のあたりで?の連続。とゆうかBADエンド。自殺しないでください(泣)っていうか主人公を思ってヒロインが死ぬってのが一番痛いんだから。主人公のふがいなさもわかって。「いいかい?君は…クビだよ…だから…もう…自由に…生きなさい……笑う…所だよ…ふふっ………」この言葉は痛すぎ。確かにサラリーマン口調にあこがれてたわけなんだけど(泣)んでHappy、BADとの分岐は微妙だね。難易度高いよ。おかげでHappy途中までまたBAD?と思って進めていた。結局、幸せと不幸せって紙一重なんだねえって文乃がその鍵を握っているのがポイントなんだけどね(笑)余談だけど、雨音狙い悠夏ルートだとCG見落としします。チッ(笑)


芳野雨音

 表ヒロイン、天然メイドさん。んが、頭の回転は速いらしい。「うー……」って言ってる間にかなり考えてるのか(笑)頼むから主人公に守らせてやってくれって感じだったね。雨音も悠夏同様、主人公の為を思って死んじゃうわけなんだけど…家でるとき気付いてやれよ(泣)雨音の1枚CGはかなりグッと来るモノが多い。夏の灯台で抱き合ってるシーンはこのゲームでもっとも爽やかだとおもう(笑)逆に血塗れメイド服はもっとも陰惨かも。他のキャラのシナリオやっていてかなり壊れてしまうところが痛い。一番最初、雨音が自分のこと「芳野」って呼ぶのに珍しいなあ、オマエは軍隊か〜(笑)って思ったんだけどちゃんと意味があったのには感心した。芳野が世忍(母がとりついた?逆に正士にとりついたのは世忍父?)になったとき、「オマエモカー」ってWhiteAlbumのマナシナリオやっていた時の心情になりました(謎)この時点で、魔ッ倉と炎はわかってたんだけどね。芳野は一般人だとおもっていたから(笑)幸せになって欲しいと思える娘さん。ただ彼女が一番ヤッテルらしい(爆)


矢車文乃

 あねさん、っていうかお母さんと命名(笑)かわいいって言うよりかっこいいって感じか?「私を助けたのが運の尽きよ。おとなしく幸せになりなさい」 う〜ん、絶妙。歴代キツネ目キャラで俺的好感度NO.1かも。シナリオ上ではきつくて結構ヤな感じなんだけど、個別EDおよびおまけシナリオの感じがいい。主人公のボケっぷりがいいって話かも(笑)ちなみに、全員ハッピー状態だと共通EDに行ってしまって個別EDにいけないから注意。どうしても彼女の鼻の穴が気になる(爆)おまけに、彼女見てるとアダムスファミリーって言いたくなる(爆)頭が切れて、しっかり者。完全な姉さん女房ですな(笑)シナリオ的にも核を握ってるしね。「全ての一般的な事象には、必ず例外というものが存在するのよ」


松倉明日菜

 おかっぱメガネっ娘。世間では一番人気薄。俺的には評価高いのになあ〜、ハッピーEDのべたべたなやりとりが好きだから(笑)一番最初の段階から主人公を心配し自分をなげうった。イヤーン。BADがもっとも壮絶。あくまで主人公が1番なんですな(泣)結局、正士は次の月食で行ったかが気になる話ですな。生け贄(踊り子)としての境遇からある意味もっとも不幸じゃないかと。幸せになってほしいぞ。ちなみに、あの愛想笑いの顔は結構好きです。非ズレメガメっ娘認定(爆)


松倉藍

 ねこむすめ、っていうか登場当時から取り憑かれてるわけだから、ある意味本当の藍の登場はきわめて少ない。もっともオカルッティック、怖かった。なんていうか、その日に猫のね・・・うん、怖かったのよ(笑)でも、ネタ的には最後ってことでほぼわかっていたけど。性に開放的ってのがポイントなのか?(笑)


総合感想

 最初に日記に書いた、単語の謎解きでもしましょうか(笑)「ジブリ」「痕」「ファミコン探偵倶楽部」「犬神家の一族」「WhiteAlbum」「鼻の穴」「お母さん」「ムッちょん焼き」「絶倫」。

「ジブリ」…音楽とか全体の雰囲気とかがジブリっぽい。
「痕」…すべてのシナリオやって謎が解けるってあたり雰囲気も多少。
「ファミコン探偵倶楽部」…これは完全に雰囲気(笑)なんかテンポが似てるってそんな感じ(笑)
「犬神家の一族」…閉鎖的な村での陰惨な事件。雰囲気ですな。
「WhiteAlbum」…オマエモカー(爆)
「鼻の穴」…グラフィックの特徴を端的に表してみました(笑)
「お母さん」…文乃のこと、雨音でもいいかも。父ちゃんにマザコン言われるし(笑)
「ムッちょん焼き」…たい焼きのムツゴロウ版らしい。気になる。
「絶倫」…デイタラボッチパワーー(笑)
「Kanon」…ある女の子を救う影で必ず誰か不幸になってるから(^^;最終的にはみんな救われるんだけどね。

 こんなとこかな(笑)Kanonは後付です。すべて俺が勝手にもった印象なんでそこんとこよろしく。どうもクトゥルー神話がベースになっているらしく、各種ページを見ると、イズ=ホゥトリャ(墓守、狛猫。日本語訳山に仕えしモノらしい)とか平然とでてくるから厄介(笑)まぁ、知らなくても大体わかるんでいいんだけど。完全クリアしても謎が残るってとこが痕と違うかな。まぁ多少なりとも謎を残すやり方は悪くないと思う。幼いころの雨音と文乃が井戸の周りで争っていたのは何を指すのか?とかね。とりあえずゲーム終了後のおまけ、エキスパートクリアとか充実してるんでかなり満足でした。

原画 5点
CG 4点
シナリオ 4点
操作性 4点
音楽 5点
総合 4点

各5点満点

このゲームでのお気に入り

芳野雨音・矢車文乃
 両極端な気がするが、ポイントはおかあさん?(笑)




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