D.C. 〜ダ・カーポ〜 Ver.1.01

身もだえしたくなるような恥ずかしい――こそばゆい学園生活と、青い春の物語。
2002年6月28日(CD版)7月22日(DVD版)、Circusより発売  こそばゆい学園恋愛AVG



直感的に行動しますですよー

 二回スタッフロールを流す意義を考えたふりをして豪華○本だてで行きたいと思うのですよー。順番はクリアジュンですよー。

朝倉 音夢(鳥居花音)ですよー

 兄さん、兄さん。ちょっと読み方間違えるて、「あにさん、あにさに」っていうと極道っぽいのですよ。そんなわけで、エロゲですっかりスタンダードとなってしまった義妹さんです。昔は、実妹か義妹かドキドキしながらやって、あーやっぱ義妹やったーとかいうのが通説だったのです。しかし、ソフ○の規制が近親相姦をいたずらに扱ってはならないから禁止に変わったせいで、もうしょっぱなから義妹っていう設定なのですよ。血は繋がらないのですよ。というわけで、妹もののスタンダードである兄妹愛に悩むって量少な目(一応、前半のクライマックスだと思うが)な今風味。本線は病んでいく音夢という、妹と言えばヤキモチ焼きか病弱だー!んなら両方盛り込んだれーっていうあたりがメインヒロインの貫禄を感じるシナリオだったのですよ。全編通じてラブラブっぷりが良いんだが、やはり病んでいくラブラブっぷりってのは辛い。だからD.C.で一番辛いシナリオといえばシナリオ。故に二回スタッフロールの王道見たいな展開でなんともはや。一回目のスタッフロールでBAD ENDを匂わせて置いて、結局Happyで二回目のスタッフロールって。まぁ、最初みたほどのインパクトは当然ないけど、やはり余韻というかこの演出はいいね。何回もやられると邪魔だけど(爆)音夢シナリオって、SmallCherry(音控え目なのがまたいい)からエンディングまでの流れが一番しっくりくるというか。全体のシナリオの流れが一番スムーズと言うか、やっぱメインヒロインはこうでなくっちゃって感じですな。ただ、メインヒロインだけど物語の核ではないんで、音夢シナリオだけやるとなんで桜枯れたんじゃーとか微妙に謎が残るのがちょと残念。とりあえずD.C.で一番の萌え。やはり時代はヤキモチですよ。全体的に薄いわりに微妙なとこがエロいし(笑)最後に、音夢で一番よかったシーンはやはり二人だけの入学式ということですよ。あと、記憶を燃やした後の兄さんとお兄ちゃんの使い分けが微妙にひっかかったりするけど、義妹はいいんです。

芳野 さくら(北都南)ですよー。

 物語の発端であり核であり幼なじみで北都南あるのに優先順位が一番低いさくら。全体的に扱いが不遇。それはさておき、さくらシナリオ音夢シナリオ両方とも二人の確執っていうかなんつーか怖いね(笑)やはり、さくらの一番のキーポイントは北都南でおにーちゃんであろう。枯れない桜がみんなの夢をかなえて不思議ファンタジーで魔法使いは恋をすると魔法がつかえなくなるって辺りの下りはステキだが、やはりステキ指数的には北都南でおにいちゃんであろう。っていうか、なのちゃん。さくらはやはり、最後のCGが一番萌え。シナリオ的には、音夢がコンテストで「兄さんいかないで」っていうところが一番、萌えってことで(笑)二回スッタフロール的には、一番意味が無いパターンではなかろうか。どうみてもHappyつづきで行くのに、あそこでBAD END風味のエンディングを流す意味がちと不明。ある意味、みずいろ的というか。効果が認められないなら一回にしてくださいっと思うパターンですな。流れがとぎれますねん。っていうか悪いのは、おばあちゃんなんだけど(爆)

白河 ことり(日向裕羅)ですよー。

 おてんこさんの親戚。まったくもって王道の正統派学園のヒロイン。最初にインパクトのある告白、例えばみんなの前でとか言っていたんで、コンテストのあれは折り込み済みだけど、やはりキターッって思いましたぞ。こうゆうのは、みていて清々しいというか気持ちがいいんです。でも、下着はだけどな(笑)いや、だってホントに驚いたのよ。黒ッ!!って感じで。というわけで、ことりが謎をもっている雰囲気を醸し出しつつ普通にラブラブ暮らしてきて最後一波乱ってのは実にオーソドックス、かつ正しいわけで。というか、ここまで順番にやってくると、ことりの頭痛持ちは何かしら枯れない桜の木に関係あるってのはわかるわけで。でもそれが、心を読めると気付かなかった俺は、ちょっと迂闊(爆)というわけで、王道の中に微妙に感心してみたり、良い感じですよ。黒だし(爆)こうゆう、良い子の娘さんの話はみていて気分がいいですな。 二回スタッフロール的には、さくら以上に一回でいいんでないかと思う。ことり復活→ED→エピローグって流れの方がしっくりくるんだけどなあ。

水越 萌(夏野向日葵)ですよー。

 まぁここまでくれば、寝続けることに意味があるのは明白なわけで。とりあえず、こうゆう一見意味のない萌えパーツだけひっつけたみたいな感じをみせつつ、実はちゃんと意味付けしてあるんだよ。ってのは非常に好感がもてたりする。えっと、モエモエはあまり印象に残ってないんだよなあ。鍋と木琴ぐらいしか(爆)とりあえず、結局最後まで微妙に幼なじみの男の子に負けてる気がするのがなんとも(笑)二回スタッフロール的には、うん、これも音夢と同じく正調の使い方かと。BAD ENDと誤認させるって観点で。一回落としてからのほうが、最後の感動がってやつですな。

水越 眞子(長崎みなみ)ですよー

 せんせい、ぶっちゃけ長崎みなみに気付きませんでした(爆)長崎みなみは、コムちゃん系統の声やってくれないと判別できないなあ。というわけで、マコマコ。CG数も一番少なければ、シナリオも一番短いという、こうゆう恋愛モノには必ず一人はいる不遇の少女。枯れない桜からんでこないし、っていうか枯れる前にシナリオ終わるし(笑)まぁ、そんな不遇のマコマコですが、意外とシナリオは普通にイイというか。少女漫画チックな展開が、約束的で萌えます。っていうか、あのラブレターの相手がもうちと少なくて、マコマコが襲われそうになったり、助けたりって展開を想像していたんだが思った以上に諦めがよかったなあ(笑)やっぱ勝ち気な女の子が、恋する乙女回路発動みたいなのはドキドキするってことで。いや、実際問題一番重要なのはってのが最優先事項なのよ?(爆)二回シナリオ的には、これもホントは一回でいいと思うんだが、正直、この使い方は面白かった。いやねえ、マコマコが待ってるに決まってるんだけど、なんかBADっぽく流れたから。思わず、BADかい(笑)って感じで。思わぬ産物ですね。

天枷 美春さん(春野日和)なんですよー。

 さぁ、ある意味一番問題の美春さんです(笑)ロボットには、びっくりしまくりです。ロボットって知った時点での選択肢として、1.美春は最初からロボットだった 2.美春が死んでしまい代わりにロボット 3.美春が意識不明で代わりにロボットってな事を考えたり。実際は3だったんだけど、個人的には1って回答を望んでたんだけどなぁ(笑)まぁ1番以外の場合、それなりにお話の筋ってのは決定しちゃうし、やっぱり最後は別れだったんだけど。なんというか、通称「わんこ」の名に恥じぬ健気っぷりで可愛くて可愛くて、なんというかイイコすぎて泣けるというか。ああ、春野日和はいいなぁ(笑)んま、ロボットに人の心ってのはマルチ以来の命題ですからな(?)というわけで、やはり純愛モノに永遠の別れを含むシナリオをいれると世論は賛否両論になるわけですが、っていうかなってるみたいですが、まぁ確かに「美春さん」の立場がどうなるとか、うんぬん思いますがコレハコレで賛成です。正直、ED後の展開でもう一本シナリオが出来ると信じてますが、それは脳内補完でもいいんではないかと思うのですよ。とりあえず、美春にも美春さんにも幸せになってほしいのですよ。ちなみにさりげに、幼なじみ…。どうでも良い話なのだが、バナナバナナ言われるとどうしても「鈴木バナナ店」(蒲郡にあるバナナ専門店)を思い出すんですよ。ホント、どうでもいいな(爆)二回スタッフロール的には、これでも流れ的には悪くないんだけど、やはり、美春が止まった後にBADくさいスタッフロールを流すのは美春に失礼というか。美春とまる→ED→元気になった美春さんと再開→ToBeContenued…ってどうよ?っていうか続くシナリオはホントは好きじゃないんだが。なんとなく、この後にも物語が物語が続くみたいな感じが。ホントは美春との再開で十分なんだけどね。

ところで美春って中学生って認識で良いのかな?(笑)

鷺沢 頼子 美咲さん(草柳順子)ですよー。

 いやぁ、本編中やたら猫耳メイドにこだわるなあとは思っていたんだがホントにだしてくるとは(笑)これも、ばぁちゃんの力ですか。素晴らしいぞ、ばぁちゃん!っていうかまたも、Yシャツだし(笑)語尾は「にょ」じゃないんだけどね(笑)まぁシナリオ的にはひたすら猫耳メイドを堪能する方向で。そういえば、D.C.唯一といってもいい、引っ込み思案なヒロインだなぁ。その辺りも含めて、良かったかな。とりあえず、うたまると頼子は同じ生物に見えないって事で(笑)二回スタッフロール的には、なんというかな意味無いよね。っていうか頼子シナリオの場合はとってつけたようなHシーンをどこにいれれば一番しっくりきたのかってのも問題だったと思う。でも、Hシーンがあってホッとしたのも事実ですがね。まぁ欲を言えばやはり、せっかくの猫耳メイド…(以下略)

D.Cについて

 閉幕。こうゆうしっかり纏めてくる辺りがCircus好きだったり。というわけで、おばあちゃん救済END(笑)そういえば、おばあちゃんも北都南なんだよね。このあたりの芸幅の広さが凄いと思う訳なんですが。思いは信じていれば叶うんだけど、ホントにそれはいいことなのか?話の個々はオーソドックスなのに根底は正反対の物語だった。その締めbなんですが。やはり桜は春に咲いてこそ。魔法使いは恋をすると魔法が使えなくなるってことで。

まとめ

 最初に、物語の構成が気になったから構成の事をそれなりに触れてみたりしたんだけど、あれだねエロゲ歴長くなると余計な事を考えちゃうね。純粋にシナリオにのめってないというか。それはそれでの楽しみ方はあるんだけどね。D.C.は二回スタッフロールにこだわった以外は割と各ヒロイン、シナリオ構成が違っていて全体でみると起伏に富んでいた感じがする。CG数の少なさは多少気になった(というか雑誌でほとんどみたことあるってのはどうかと)けど、学園恋愛AVGの王道としては間違いなく楽しめた。……エロゲ初心者にも勧められる作品かとおもったのでした。

原画 4点
CG 4点
シナリオ 5点
操作性 4点
音楽 5点
総合 4点

各5点満点

このゲームでのお気に入り

朝倉 音夢
 ヤキモチ焼き、最強説

天枷 美春
 なんだかんだ思いますが…幼なじみだし(爆)


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