贈り物をしよう。
あの子がくれたような、別れのための贈り物。
唇を彼女のそれに近づけて、触れることは出来ないけれど、形に出来る精一杯の贈り物を。
最初に関係ない話
Lienは、ネット上で評判が良かったことともろもろな事情(日記参照(笑))で購入することに。はっきしいってPurpleなんてブランド知らんかった。JASTの1ブランドなわけですが、JASTなら少しわかる。あの有名な「天使達の午後」を出したことぐらいなら(笑)あ〜、まだ存在してたのね。JANISとよく混同する(爆)などの印象しかないわけで(笑)ちなみに、Purpleブランドの前作は「かすみ遊戯」だったり(笑)そんなわけでまったくのーまーくでした。あと、表記によって〜おわらないきみのうた〜の場合と〜終わらない君の唄〜の場合がある、どっちなんだ?(笑)そんじゃ感想開始。
どんなゲーム?
とりあえず、主人公はいきなり死にます。「車がぁ」ってな感じです。なんか「幽遊白書」を彷彿とさせる展開だなあ(笑)当然それで終了ではなく、49日に幽霊となって復活。その体を駆使して悪行三昧ってなワケでもなく、ごく普通の日常生活を送るお話。ってどこが普通やねん(笑)幽霊ではありますが暗い話ってなわけでなく、コメディタッチなゲームです。おおむね前半コメディ後半シリアスって感じでしょうか。攻略可能キャラは、幼なじみ、恐がりなクラスメート、眼鏡オカルト部員、おきらく幽霊(黒髪)な4人。なんか紹介に余分な言葉がついてるけど気にしない(笑)システムはオーソドックスなADVでありやす。
システムについて
えっと、オーソドックスなADVっていってるやろうがーっていったらどうにもならないので真面目に(笑)物語を読んで選択肢がでてきたら選ぶ。で、主人公が幽霊なので当然それに準じたコマンド(とりつき)も。でもいつもとりつけるわけじゃないだなあ。しかもとりつける場面が少ない。あまり意味が無いといえるコマンドかも(笑)ちなみにとりつくとだいたいHなシーンにいきます。シナリオ的にもとりつかなければいけない事が多いんで、とりあえずとりつけみたいな(爆)それはさておき、このゲームシステム的にちと不満。メッセージスキップは未読既読をかまわずぶっ飛ばす。しかもシナリオ回想がないんで読み飛ばしたらはいそれまーでよ(笑)これで苦労した人が1名(謎)まぁこのゲームに限った事じゃないんだけどね。後問題なのが、場面転換のたびにスキップが止まる。これはかなりうっとうしい。ちょっちどうにかならないかなと。キーボードでの操作ができないのも痛いし、セーブファイル数が少ないのも問題かな。あと、CG、音楽鑑賞があるならシーン回想もあってもよかったかな。最近必須みたくなってきたし。ただ純愛系のゲームではあったら嬉しいけど、必須とまでは言いません。俺はね。Kanonとかあっても意味無いと思うし(爆)
ゲームの進行は、幽霊でありながらちゃんと学校に通うので午前、午後、放課後キャラの居るところに移動するって具合で話が進行。移動は。校舎の一様が表示されて女の子がいる場所にその女の子のSDキャラがいるって最近よくみる形式。女の子がいない場所はいけないし、どこにもいない場合は何事もなく終わります。で、キャラ選んで話しみてたまにでる選択肢に答えてエンディング。このゲームそこそこ難易度が高く、ちょっとミスるとトゥルーエンドにいけないんだなこれが。最初、トゥルーエンドの存在を知らなくてこれで終わりかとも思いましたけど。それくらいノーマルもちゃんと終わります。トゥルーはスタッフクレジット後に後日談が入るのがポイント。入らなければ偽物です(爆)
音声、音楽について
はっきしいって声優さんの演技どうこうはよくわかりません。極端に下手ないし、極端に合ってない意外はほとんど容認しちゃいます。Lienはヒロインキャラ達のみ音声付きであるわけなんですが、演技どうこうの以前に問題があるんだなあ。それが、音量のばらつき。えっと、動画とか見てると個々の動画で音量が違うことが間々ある。それがひどくなったと思ってくれれば。キャラ間の音量の差だけでなく同キャラでもシーン事に音声のばらつきがあるのはいただけない。晶とか若葉とかはデフォルトでは音楽にかき消されて何を言ってるかわからない(^^;で音量いじくって大きくすると別の場面で…ってことが。俺は現在ヘッドフォンでしかプレイできない環境なんでまだましかもしれないけどスピーカーでプレイする人は注意した方がいいよ。特に家族と同居の方、あのシーンで大きくなりますから(笑)その点以外音声に関する文句はないです。うまいともいえないけどめっちゃ下手でもないでしょ。結構ツボにはまる声ありますし。
音楽は、これもあんま評価できる人じゃないんですよね俺(^^;ただ明らかに曲数が少ないかなあ。同じ曲ばっか聞いてたような。あとあまり(完全に?)効果音が無かったのも…ただOP,EDともちゃんと歌つきだし俺的におっけーかな。EDソングは結構好きです。OPは…あ、しっかり聞いたこと無かった(爆)
イントロはよく聴くんだが、ってはっきりとしたOPが無いからあんま聞いてないんだな。せっかくOPソングつくったんならちゃんとしたOPがあったほうが。ただメニューの場面で流すだけでなくて・・・それはさておき、聞いてみます。(試聴中)…普通ですな(笑)歌の上手い下手も俺は判断できませんし。こんなものじゃないでしょうか。
グラフィックについて
原画は山いもとろとろ氏。どっかで聞いたことがあると思ったらやっぱり知ってました(謎)山いも氏の絵って結構くせがあるような気がするんですけど?微妙に顔の形とか。さて、立ちキャラパターンは非常にすくない。んが、メッセージ横に顔グラフィックが表示される上に、ところどころでミニウィンドウが表示されるんで動きが少ないって印象はなかった。特に、ミニウィンドウはコミカルでかなりいい感じです。主人公志朗くんの顔が表示されるのもポイント。あとHシーンについてなんですが、それなりに回数はあります。出来もこんなもんでは…すいません白状します。俺Hシーンは飛ばすんです(爆)ええ、そりゃ完膚無きまでに(笑)だったら18禁の意味無いじゃ〜んって感じですがでも無いとイヤなんです。不思議だね(笑)グラフィックについては及第点かな。
シナリオについて(全体)
えっと最初に言ったとおり、ほぼ全編ギャグタッチで元ネタで笑わすのではなく、直感的に笑わすので万人向けかと。ミニウィンドウも効果的。登場キャラのみなさんちゃんとツボを心得てるんでギャグに関しては満点ぐらい良い出来。最初()の多用が少し気になったけど、時期になれた。前半はギャグ一色なんですが中盤から、後半に関して徐々に幽霊であるがゆえの理由でシリアスモードへと。でもちゃんとギャグは忘れてません。これはかなり好印象。他のゲームでシリアスになると途端にギャグが無くなるいつも気になってたんで。ただ、シリアス場面で日常(しかも同じテキストの使い回し)シーンはちょっと邪魔。全体的にしっかりまとまっていい話だと思う。ただぶっちゃけた話、ギャグの量が半端じゃないんでこのギャグが肌に合わない人にはかなり苦痛なゲームになるかと(笑)