今後の計画      コバルトクラーキークラブへの入り口   

青ザリ=フロリダブルーは一般常意識となっている今、フロリダの繁殖が思うように

行かなくなって、久しい我が家。

思うに、血が近くなりすぎて、繁殖が上手く行かない?

何代かにわたり繰り返された、近親交配が原因と思われる。

この際、フロリダは諦め、アメリカザリガニのブルーの固定を狙おうと、取り組みました。

このアメザリのブルー個体は以前から、捕獲され、少数ではあるがワイルドに存在する。

偶然にも、我が家にこのワイルド個体がやってきたのをきっかけに、ブルーの固定が見えてきました。

最初、メスが中型で、オスが一回り小さめ、このまま脱皮を繰り返しても、サイズが合わない。

オスをメスのサイズに合わせないと交接に進めないと判断、

オス2度脱皮の間に、メス1度の脱皮で行けるんではないかと、オスに頻繁に餌を与えた。

画して、その計画は順調かに思えた。サイズの合った、雌個体雄個体

これで♀にセメント線が現れれば、交接に持って行こうと思っていた。

ところが、10日もしないうち、またオスが脱皮、メスより大きくなってしまった。

メスのサイズに追いつかせようと、頻繁に餌を与えて、加速が付いてしまったようだ。

こいつは困った!と思っていたら、メスにセメント線を確認。

ええ〜い、ままよ!と合わせてみたら、なんとか交接しました。

もう一つのメス(こちらはB)も交接に成功しました。

本日(9月29日)めでたく、先のメスが産卵しました。こちらをA♀と致します。

次に、WD青個体の成魚(オス)がもう一つ居まして、これ(B♂)とホワイトのメスを交配しました。

こちらは早速、産卵しましたが、卵は消えてなくなりました。(失敗)

10月22日、B♀がついに産卵しました。Aもその後順調に卵を抱え、もう孵化間近です。

さすがはワイルド!すばらしい産卵数と、孵化率です。300は軽く居るでしょう。

B♂とまた、別のホワイトの♀との交配も、また行いました。(BXホワイト♀)

10月25日待望の孵化が始まりましたが母親からすべてが離れるまでに1週間以上掛りました。

現在(11月11日)大きい個体で1cmになっています。ただ、まだ青くはないです。

11月26日、稚ザリが1,5cmを超えるころから、急に青く感じる個体が出てきました。

27年2月5日、久々の更新です。

F1個体も大きいものは7cmにもなり、青色の個体から、販売していますが、現時点で

171番まで進みました。濃淡はあるにせよ、ほとんどの個体が青くなり充分、商業的に

成り立つ、商品となりました。

また、コバルトクラーキークラブなるものも立ち上げ、愛好家の集いの場として活用して

行き、自慢の個体の画像など、見せあって、盛り上がりたいと思います。

このページの右上に入口が設置してあります。

所有者も、そうでない方も大歓迎ですので、是非、登録してください。

今後の計画としては、F1の中から母親譲りの特に色の濃い、雌雄を選び、産まれたF2を

ロイヤルコバルトクラーキーと命名し、発表したいと思っております。

2月15日、現在02が2cmサイズになりましたので、販売を開始しております。

その後、順調に日本の端々にまで、コバルトクラーキーが広まり、今はクラブ会員も

北海道から沖縄まで、日本全国にファンができています。

2月に竹島水族館が展示のため、1ペアの購入してくれ、飼育員の多数もプライベートで

飼育してくれております。また4月に入って、民放TVで紹介されたり、中日新聞朝日新聞

取り上げられて、益々、コバルトクラーキーは皆さんに知れ渡るかと、、

F2を繁殖させてみて解ったこと、

8月に15体ほどのF1のメスが産卵しましたが、結果は散々たるもので、15打数2安打でした。

恐らく、水温が高いのが原因とみられ、9月に入って、産卵したものは、かなりの高打率でした。

つまり、コバルトクラーキーに限らず、アメザリは9月後半〜10月一杯が産卵に適していると

解りました。勿論無加温で室温飼育の場合に限ってですが、、

11月に産卵したものは、2カ月ほど孵化に掛りますが、失敗ではないです。

それでも、11月も前半が限度でしょう。

その結果、現在F2個体は1500匹以上在庫しております。

春はどうかと言うと、産ませるには水温が高いほうが産ませやすいけれども、産んでから水温が

上がってしまうと、失敗になります。

したがって、3月後半〜4月一杯が適しているだろうと推測されます。

コバルトクラーキーもF3へと累代が進み、ついにロイヤルコバルトなるものは、固定できず、というのも

色の濃さは、血筋もさることながら、環境がかなり影響し、黒い環境で飼育するとより一層青くなる!

ということが解りました。

青いザリガニは、とりあえず一服として、次なる目標ができました。それは、

金魚やエンゼルなどにある、レッドトップと呼ばれる個体、つまり白を基調に頭部が赤いという、

いわゆる丹頂ですね。これをザリガニで作成しようと思います。

2018,10月

丹頂もなかなか簡単には出来ませんね。ところで、アメザリの産卵に関する推理をしてみました。

まだ、推理の段階で、こうだとは言い切れませんが、まあ参考までに、、

まず、交接して産卵まで個体差が、かなりあることは皆さんご存知のこと。

以前、ニチザリの交接後にメスを裏返してみると、第5肢の付け根に精包が出来ていると

知らされ、アメザリではどうなのか?と、交接済の個体を裏返してみたところ、どうも

それらしきものは確認できませんでした。しかし、その後その個体はちゃんと産卵しました。

アメザリはニチザリとは違うのか!とそう思っていましたが、

今回、交接後すぐに確認してみたところ、それらしきものがあるのが認められました。

前に見たとき、無かったのはもう、メスが精子を体内に取り込んだ後だったのかもしれない。

そう考えると、辻褄が合ってくる。

つまり、交接すると、先ずはメスの足の付け根に精包ができ、メスがまさに産卵できる状態

になるまで、付けたまま生活していて、さて産卵となる前に体内に取り込み産卵する。

これまた推理だけれど、卵が産まれてくる直前に接着剤と思われる粘液を産みますよね?

ひょっとすると、この粘液の中に精子が入っていて、産まれたばかりの卵はこの時、

受精するのかもしれない。この粘液を採って、電子顕微鏡で見たら、精子が居るのかも?

ザリガニもなかなか神秘ですね。

ところで、不可解なことが連続して起きて居ます。

まず一つに、今までコバルトの血を濃くしないために、掛け戻し(雑種強精)をするのに

ワイルドの雌にコバルトのオスを交配してF1を得てきました。

今回、その逆、コバルトの雌にワイルドの雄を交配して得た子の中になんとF1ながら

コバルト色をした子が少数ですが、混じっています。

F1はいつもすべてがワイルド色になるのが一般だったのに、メスにコバルトを使うと

F1でもコバルト色の子が出現するのか!そうとしか思えない事態です。

もう一つの不可解なことは、ゴーストの前にも述べたレッドトップを作成しようと

国産3色のゴースト♂にオレンジザリガニ♀を交配、得たF1の♀にまた3色の

国産ゴースト♂を交配したら、とりあえず目指す国産赤系ゴーストは出来たのは

当たり前なんですが、同じ組み合わせの中に、コバルト色をした子を産んだものが居て

その子の数は約3分の1ほども居るんです。全くコバルトの血は入っていないのに

この現象は何なんだ?って感じ、新たなるコバルトの系統が出来つつあるって事か?

また、新たな目標が浮かび、昨年秋トライし始めた。それは、コバルトをもっと青く、

そして横腹も色抜けすることなく青い個体を作出する。

これにはシザーの血を入れてみた。シザーの青の♂Xコバルトの♀でF1を採り、

♀だけ残して、再びシザー♂と交配してみたが、4匹が抱卵したがすべて失敗。

今年になって、コバルトの♂XF1を試みた。現在、1匹が抱卵している。

このF2の中から青色の個体を選別するつもり。

同時に、青系ゴーストも作出を試みたい。

6月1日現在、コバルトの♂XF1から5腹子が採れ、計算通りというか、半数は青い個体が

出現し、コバルトF2として販売しているが、3腹目で気が付いたのだが、メンデルの法則に

反して、少数ながらシザー系のこが居ることが解った。300の中の5〜6匹に過ぎないが

わずかに祖父似の子が居ることは確か。

F2の茶色の子同士を交配すれば、シザー系25%が得られるだろうと言うことは推測が付くが

一足早く、シザー系を得たことになる。

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