僕と、僕らの夏 Ver.1.00

『僕たちは、本当の恋を、まだ、誰も知らない』
2002年2月1日、lightより発売 AVG



というわけで…

 いつもどおり何も考えず、つらつらと行きますよ。

第一印象とか最初の印象は良くなかったのですよ

 絵は良かったのだが、最初の強制文章送り、およびキーボードオペレーション不可。それと恭生のちょっと突飛な思考(本編はいたって普通だったが(笑))についていけなくて、最初の強制文章送りが終わったあと実に5ヶ月の間手つかずだったわけなんすよ。5ヶ月完全放置というわけで無く玉にやろうとするんだけど、最初の強制分送りで萎えるというのを繰り返してたり。そう考えると、ある程度の余裕があるときは考えなかったけど、とっつきやすさ、最初に引きつける印象ってやつも重要じゃないでしょうか。そんなこんなで、このまま忘れ去られそうな感触があったんですが、そこにこのソフトに光を当ててくれたのがうちほりさんで。感謝してます(笑)

 僕夏は、表(貴理→有夏→冬子)→裏(貴理裏→冬子裏)という感じに進めたのだが後半にいくにつれ評価が高まっていくという珍しい経緯を辿った。普通は幼なじみ最重視の俺としては貴理ルートが終わったら、それ以外のルートはどことなく辛くなるハズだったんだが。いや、実際に表の有夏と冬子ルートは貴理〜貴理がぁあ〜とか思いつつ進めていたんだが。なんか裏にはいってから徐々に演出面とかが向上していったり。とくに、冬子裏とomakeの演出はとっても俺好みですよ。

まずは表(貴理ルート)から 

 鈍感な男の子と、引っ込み思案の女の子が友達以上恋人未満っていうか一歩踏み出せずにいるそんな恋愛話。いや、至極普通にあるパターンだと思いますよ。押すに押せず、行動できないうちにドンドン泥沼に陥っていくというか、周りに翻弄されていくというか、まぁ、この辺りをイライラするか初々しくてかわええなぁと思うかで評価が変わるかな(笑)正直、幼なじみから恋人ってパターンは大好きなので非常に満足です。ちょっと、襲ってからの和解があっさりしすぎというか貴理側の心情はわかるんだが恭生が度胸ありすぎかなあと。ちなみに俺、据え膳くって二回BADENDに行きました。だって食べたかったんだもん(爆)とりあえず、このシナリオの一番の良かったところは、冬子先輩と貴理のバーでの会話…というか貴理の心情吐露あたり。なんていうかいぢらしくて…もぅ。いや、ホントに一番よかったのはパンツの話なんだけどね(笑)ホントはいやだけど、恭生ならいいよとか言われた日には。このシナリオライターさん、このあたりの駄々甘の萌え話書く才能がかなりあると思いました。そんな感じ。あ、あと付け足しになるが有夏が迫ってくるシーンで選択肢がでなかったのは非常に評価できます。恭生くん株+1。

 逆、あかりシナリオとか思ったのは内緒です(謎)

表(有夏ルート)とか

 有夏は貴理に無いものを持ってるよね。打算的強さとか。そんなちとひねくれ気味の事を感じてしまいました。なんというか、有夏は純粋な悪女って雰囲気があるんだよねえ、俺的に。その辺りが全開。悲しいかな、幼いゆえに思いこんだら一直線みたいな。両者が互いに想いを寄せているからといって、必ず結ばれるとは限らない。そんな例1。結局、恭生も貴理も優しすぎるんだよね。最後にでてくる貴理の一枚絵はかなりキます。幼い恋にさようなら…。貴理の失恋。

表(冬子ルート)とか

 でも冬子さん攻略ルートではない罠。正しくは貴理有夏ルート。正直、貴理は押しに弱い。これは断言できる。頼まれたら断れないタイプだ。んじゃ何故、恭生が襲った時には?ってのは貴理は強気に同意を求められると弱い。ってことで。なんていうか、押しの弱い二人に押しの強い人が来た結果こうなったいうか。両者が互いに想いを寄せているからといって、必ず結ばれるとは限らない。そんな例2。女に寝取られるっていう珍しい例だけど(笑)最後は、前向きに綺麗に締めているが、基本的には残酷な極めてBADに近いEndだと俺は思っている。恭生の失恋。

裏(貴理裏)ルートとか

 貴理ルートを冬子さん視点でみたルート。表では圧倒的善人とでしか描かれていなかった冬子さんの暗黒面。いやぁ、この辺りをちゃんと描くところで僕夏の評価があがったというか。やはり田舎物は生々しくなってきますなぁとか(?)唯一、学校に生めた何かが判るルート。いや、でもスタッフロールで何を埋めたかはある程度推測できるんだけどね。表の貴理ルートが、思い出から卒業してって感じのルートとするなら、こっちは思い出から再スタート。埋めたものに二重の役割を持たすあたりがにくい。ひそかに、冬子と英輝がひっつくルートかなあと思っていたのは内緒。結局、表ルートは冬子さんがいろいろ暗躍していたという判らなかった部分がより明確になるあたり裏として存在してしかるべきルートでしょう。MVPは旅館のおばさん(笑)

裏(冬子裏)ルートとか

 貴理裏と比べて、冬子さんがかなり恋する乙女モードを発してる(笑)まぁ冬子さん失恋ルートなんですが。なんというか本当の恋をしって臆病になっちゃった冬子さんという感じ。このルートのラスト、強制文字送りからエンディング。しかも何故かフルバージョンの主題歌って流れは素晴らしいと思いました。

omakeとか

 omakeとかいいつつ、貴理ルートの後日談というか再補完なのがにくい。メガネ有夏にはちとびっくりしたが。まぁ結局、貴理ルートは全員が全員納得するカタチで救われたんではないでしょうか。そして浅黄色のビー玉というカタチで次の世代、倉林 和典 和多田 恵、に受け継がれていく物語。

「ボーイ・ミーツ・ガール
たとえそれが陳腐であっても
またいつの日にか……」

 まぁ確かに陳腐といえば、陳腐なんだが、非常にうまくまとめてきたな。綺麗に締めたなという感があってステキです。

まとめ

 多少のシステム難は目をつぶるとして良作。絵をみてこんな雰囲気好きだなぁと思った人には期待を裏切らない出来であったかなぁとか。まぁ、とりあえず、あくまで、俺は幼なじみ最高ということで。和典と恵の物語もみてみたいなあ。

最近、これに意味があるのかわかんなくなってきたが一応締めとして。

原画 5点
CG 4点
シナリオ 4点
操作性 2点
音楽 4点
総合 4点

各5点満点

このゲームでのお気に入り

市村貴理
 幼 な じ み !素晴らしきかな。

ここからは高度ネタバレ含みます

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