D.C. 〜ダ・カーポ〜 Ver.1.01

身もだえしたくなるような恥ずかしい――こそばゆい学園生活と、青い春の物語。
2002年6月28日(CD版)7月22日(DVD版)、Circusより発売  こそばゆい学園恋愛AVG



動機

 「水夏」で、Circusは食わず嫌いだったってことが発覚。となれば、特に問題はあるまい。商法は興味ないので(DVD無いし)。…ファーストファンブックも買っちゃったりするし。

どんなゲーム?

 枯れない桜を本線とした、ちょびっとファンタジーな学園恋愛モノ。結構なんでもありで、言い方が悪いが、今風の恋愛モノのよせ鍋風味。いいとこどり。

システムについて

 AVG部分は、オーソドックスな作り。既読スキップ、あらすじスキップ(一度よんだシナリオはあらすじ程度の短さで流せる)。Ctrlによる強制スキップあり。セーブ数は49(1つは日付更新事のAutoSave)その他、システム関係は結構充実。CG、音楽、シナリオ回想有り。ただ一つ気に入らないのが、バックグラウンドで動作しない。バックグランドで動作しないと、Skip中に余計なことできないとか、音楽かけたまま他の作業とか、できないので私的には減点です。ウィンドウモード派ならではの文句ですが。

音声、音楽について

 音声は、フルボイス。男もあり。声優陣にエロゲ的に有名声優をそろえてるだけあって、さすがにうまいです。特に、攻略可能ヒロインの声優は蒼々たる面々かと。みなみお姉さんも!南お姉さんも!音楽は、無難というかちゃんと場面場面にあった、特にコレという曲はないけど特に問題になるような事も無いかと。ボーカル曲は4曲、シナリオにもよりますが効果的な使われ方をしていて◎。個人的に、挿入歌1とEDが好きです。

グラフックについて

 背景が微妙に、のぺらっとした感触を受けるがそれ以外は特に問題なし。イベントCGは一人当たりパターン違い除くと6枚〜15枚ってのは少な目かな。それより、アルキメデスのわすれものに収録されていたCGが無いのが少し問題かと。

シナリオについて

 ちょっと不思議な力とかファンタジーとか絡んできますが、基本的には王道。ただ、ヒロインに寄って展開方法(ちょっと前のエロゲに多かったラストH型と、最近多い中盤H型の違いとか)に多少差があるので結構各ヒロインシナリオに入れば新鮮な気分で。一応、明確には別れてないけど二部制で、一部が好感度上げで二部がその好感度による各ヒロインのシナリオってことです。…ただ、やはりシナリオライター四人いると力量の差がでると思う。一応、各個独立シナリオだけど、Circusだけあってしっかり閉幕があります。

全体について

 義妹とか幼なじみとか先輩とか後輩とか××x×とか、あまつさえ×××××とか!全体的に萌えゲーだが、それなりに泣き要素もあり。つまりごった煮だけど、それを基本路線(枯れない桜)でちゃんとまとめあげてる良作…かな。一部例外ありだけど。とりあえず、過度の期待をせず見た目通りを想像すれば損は無いかと思う。ちょっと賛否両論わかれるところがありますけどね。


ここからは高度ネタバレ含みます

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