よくある質問


畳の仕事をしていてよくお客さんから聞かれる質問を載せてみました

Q1 畳替えをしてもらったのですが、畳表の色がちがうものがあるように見えるのですがなぜ
ですか →答え

Q2 畳替えをしたときに畳表に黒い筋のようなものがありましたが不良品ですか?
   →答え

Q3 畳を上げて 、戻そうとしたらはまらなくなってしまいました。 どうすれば良いでしょう?
   →答え

Q4 畳替えをしたらカビが生えてしまった。以前はカビが生えたりしなかったのに…。
   悪い表を入れられてしまったの?
   →答え


Q1
 畳替えをしてもらったのですが、畳表の色が違うものがあるようにみえるのですが何故ですか?
A1
  畳の向きの違いのため、畳表の色が違って見えることがあります。
 例えば下の図のように敷いた場合…




  Aの畳は他の畳と向きが違いますね。そのため、この2枚だけが他の表の
 色とは違って見えるのです。
  さらに詳しく言うと、光が差し込んできたときに、畳表の目に沿って差し込む時と
 畳表の目に垂直に差し込む時とで違って見えるということです。

 それを利用したのが今流行になっている縁無し畳の部屋です。



 上の写真はダイケン和紙表 亜麻色を使用した縁無し目積畳の例です。
 2色に見えますがこれは全て同じ色の畳なのです。
 向きを互い違いに入れて市松模様に見えるように作ります。

 不思議ですね。


Q2 畳替えをしたときに畳表に黒い筋のようなものがありましたが不良品ですか?
A2 不良品ではありません。

    畳表は10畳から12畳の長さで畳まれた状態で入荷します。
   それを畳替え工事の際1畳ずつに切って使っています。




  畳表を保管するときは長い状態で折りたたまれたまま、保管します。
  そのため、折りしわがつくことがあります。
  これが黒い筋のように見えます。
  
  使っているうちに自然と目立たなくなっていきます。

Q3 畳を上げて 、戻そうとしたらはまらなくなってしまいました。 どうすれば良いでしょう?
A3 畳は1枚1枚敷きこむ位置と向きが決まっています。違う場所に敷こうとすると、
   隙間が出来たり、きつくてはまらなかったりします。
   無理にねじ込もうとすると角が凹んだりしてしまいます。

   畳の裏側を見ていただくと、方角が書いてあります。
   (店によって書き方が違う場合がありますが)
   基本的には次のようになっています。

     1 方角は壁に付く側に書いてあることが多い
     2 文字は長い辺の方角→短い辺の方角の順に書いてあることが多い
        (下の絵の場合 縁の方を南に 框の字が書いてある側を東に置いて敷く)
     3 部屋の中側に自分が立って、畳を長い辺を床につけて立てた時
       文字が読める方角に書いてあることが多い。
     4 下の図のAの位置の畳は 方角の代わりに ○枕 と書かれることがある
  
  難しければ、畳屋に電話した方が早いかも…。
  当店のお客さんでしたら、サービスで敷きこみします。

  
Q4 畳替えをしたらカビが生えてしまった。以前はカビが生えたりしなかったのに…。
   悪い表を入れられてしまったの?
A4  畳が新しい内はカビが生えやすいです。決して悪い表を入れたということではありません。
    以前カビが生えなかったのは、イ草が日に焼けていて水分が少なくなり
    同じ条件でもカビが生えないですんでいたということでしょう。

    イ草が青い間は草がまだ生(?)という状態です。水分も含まれています。
    ですのでいつも以上に換気、エアコンや除湿機などで湿度コントロールを
    お願いします。

    また床に物がたくさんある場合も、空気が循環しにくくなりカビの原因になります。
    畳替えから1年間は要注意です。
    冬に納品した畳が半年経って梅雨時に一家で留守をしてカビが生えてしまった例もあります。
    もしカビが生えてしまった時は畳のお手入れのページをご覧ください。

    また手に負えない時には畳屋へ相談してください。

これより先は工事中です。しばらくお待ちください。