発明と工夫              ストマッカー400Tの修理は☜頁ジャンプ

分析機器をエクセルで制御しました。次にソフトウェアを示します。

  こんな場面はありませんか。「エクセルでデータの一元管理をしたい。エクセルの表に測定器からデータを引っ張ってきたい。」 メーカーから供給されているソフトは、大抵専用のソフトになっていて、エクセルで使うには、データのエクスポートをしたり・・・生産性が上がりません。

 フリーソフト「EasyComm」 (作者は木下隆氏) を使って解決しました。既にサポート終了していますが、木下氏が偉大なのは、エクセルのVBAモジュールとしてこのフリーソフトを作って下さったことです。 エクセルのマクロでこのモジュールを記述することで エクセルによる分析機器の制御が出来るのです。

 ハードウェアとして必要なものはRS-232S端子のあるパソコンです。USBしかない場合は、USB→RS-232C変換ケーブルを使えば良いのですから本当に便利でした。これにより、pHの変動をグラフで見たり、水質分析計のデータを管理したり、天秤のデータを読んだりと業務の改善に役立てられました。木下氏に感謝です! 

HORIBA pH計 F-52からデータを取得するためのエクセルファイル

file:///C:/homepage/仕事関係/試みの記録/7th 9615.xls

 

HORIBA pH計 F-52と 日本電色の水質分析計WA6000からデータを取得するためのエクセルファイル

file:///C:/homepage/仕事関係/試みの記録/WA6000andF52 濁度・pH.xls

 

メトラーの天秤からデータを取得するためのエクセルファイル

file:///C:/homepage/仕事関係/試みの記録/Mettler天秤制御.xls

 

ハードウェアに関する発明と工夫を以下に書きましょう。

精度が高くなくてよく、繰り返し試薬を分注する必要がある場合、図のような簡易ピペッターは便利です。

続いて、なんと「実用新案申請をした」箱型培地分注器です。内箱と外箱にそれぞれ図では50個の穴が開いており、内箱を右へずらすと穴が貫通し、内箱内部の液体が外箱の穴を通って試験管に抜けるというものです。

試作した結果、内箱に残る液体培地の量にばらつきがあり、精度は高くありませんでした。しかし、可能性を感じさせるものではありました。

スパイラルシステム用に作成した希釈液の自動給水システムです。その後販売されたシステムでは、良く似た機構が取り入れられたそうです。