2003

化学治療日記W(0 5月18日〜05月24日)I

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5月18日(日)晴

家に帰ってきても最近は、睡眠導入剤(ハルシオン)を飲んで眠るのだが、眠りが浅く夜中に2〜3回は目が覚めてしまう。9時30分ごろ、新城の兄夫婦が、入院前に頼んで置いた今年のお茶を持ってきてくれ、30分ほど話をして帰る。別に用事もないし、結局家に居てのんびりしていてPCとジョーに遊んでもらう。夕食を食べて、7時過ぎに妻に病院へ送ってもらった。今週は、3クール目の抗がん剤の点滴を受ける予定だから次は何時外泊できるかな?

5月19日(月)曇り

朝、5時に検査のための採血があった。昨晩あまり寝つきが悪いので催眠導入剤を2錠飲んだらさすが今日午前中はボーとしているので寝てしまった。午後主治医の回診があり今朝の検査結果白血球は4700有ったので明後日水曜日から3クール目の抗がん剤を点滴することに決まった。午後13時過ぎに1Fの画像診断室へ行きレントゲン(胸部正面)の撮影をしてくる。14時過ぎに娘が病院での母親学級に参加した帰りだと言って病室に顔を出してくれたがすぐ帰った。

5月20日(火)曇り時々小雨

昨日の天気予報では、今日の天気は良いと言っていたが外れて、まるで梅雨のような空が広がっていた。11時過ぎに、主治医の回診があり体重が変わりの無いことを確かめられたので、明日の抗がん剤は予定通り行うようだ。これで、3クール目の抗がん剤だと思うと、2クール目の時のような辛い副作用も無く何とか無事に過ごしたいと願う、今日の天気と同じで一寸憂鬱になっているキャバなのだ。19時過ぎに妻が洗濯物を持ってきてくれた。

5月21日(水)晴れ

9時過ぎから、3クール目の抗がん剤点滴が始まった。いつもと同じで、吐き気止め(60200ml)から始める。点滴シスプラチン60mg/u(プラチナ製剤)(薬品名ランダ)(2時間690ml)を入れて、12時10分に、イリノテカン(薬品名カンブト)(60mg/u520m2時間)の点滴14時30分時に抗がん剤点滴が終了した。抗がん剤点滴が終わって、暫らくしたら娘と娘の友人Kちゃんが二人で食事に行ってきた帰りだと言って、お見舞いに来てくれ少し話をしていたら、息子が診察に来たからと言って寄ってくれた。みんな4時過ぎに帰っていった。17時過ぎに、もう副作用の吐き気が襲ってきて戻してしまったのでプリペランを服用する。夕食は、やはり食欲が無くなって来たのだが、何とかお茶漬けで主食だけ食べられた。

5月22日(木)晴れ

5時30分すぎに検査のための採血があった。昨晩も寝つきが悪く、午前1時過ぎまで覚えていたこんな調子なので、今日は無力感が感じられ何もする気になれず・・・今日から、強力な吐き気止め(ナゼアOD錠0,1r)の服用を始めたので昼間副作用の嘔吐感は無く、まあまあで過ごしたが夕方、16時30分前に激しい嘔吐感があり戻してしまったのでプリンぺランを服用した。18時前に、主治医の回診があり血液検査の結果白血球は5900有ったそうだがこれから、白血球が減少するので今週は外泊を控えようと思っている。食事は、朝と昼が食べられたけれど夕食は、胃が休みになってしまった が、何かを食べなくてはと思いミニドンベエを1つ何とか食べる。19時30分過ぎに、妻が洗濯物を持ってきてくれた。

5月23日(金)薄曇

昼ごはんが配られその、臭いで食欲が無くなり戻してしまったので、病院食はそのまま返して暫らくして、売店へ行き“ワンコウドン”を買ってきてそれを一個食べて昼ごはんの代わりにする。夕食は、主食だけお茶漬けにして80%位食べられた。夕方急に、息が荒くなりいろいろ調べてもらったがどこにも異常が無かった、おそらく精神的なものだろうと自分で納得する。昨日と同様に、悪心吐き気は時々襲ってくるがそんなに強くない、それと副作用の手足の痺れが強くなってきたような気がする。

5月24日(土)晴れのち薄曇

昨晩飴を噛んだら差し歯が緩んでしまったので、午前中に主治医の許可をもらって歯科医院へ行き治してもらい、序に家によって昼食をたべ風呂に入って13時30分頃病院へ・・・今日は、土曜日なので外泊の患者さんが多いのか病院の中は静かな1日だった。昨日に比べると、悪心も吐き気も少なくなってきているので、明日になればもっと体力が着いてからだの調子も戻ってくるだろう。

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