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ようこそ
この頃のオーディオ機器は安価で使い捨てなものばかりになってきました。本当に音楽を楽しみたいなら一生使えるものが良いですよね。また、気に入ったレコードなんかは棺桶に入れてもらいたいです。本ホームページでは私の使っている機器と、趣味である機械いじりについて掲載しております。タイトルはガラクタですが本当はお宝ばっかと思ってます。

ポリシー

このホームページは個人の趣味とボケ防止のため開設しているもので、商売ではありません。趣味や興味でやっているだけで、ただの暇つぶしみたいなものです。したがいまして、間違った情報や勘違いもあるかもしれません。ホームページを閲覧していただいた方々の不満もあると思いますが、ここに記載しているものは、独り言のようなものですので苦情等はご勘弁願いします。

良い音とは

最近、新聞、雑誌等でレコードが話題に上ることが多くなったと思いませんか。そして、レコードについての感想が判をついたように「デジタルにはない温かさがあっていいですね。」とか「そこで人が演奏してるようですね。」とか「奥行きが感じられますね。」みたいに、初めて音楽媒体に会った昭和初期の人みたいなことを言います。これって集団催眠みたいなものでしょうか。それともマスコミが作り上げた幻想でしょうか。おまけに、私らの時代にチープなものの代表であったカセットテープまでも同じような感想を述べる方が多いのです。また、年配のオーディオファンに伺いますと、蓄音機から流れる音にリアル感があると言います。結局、良い音とは何なのでしょう。

テレビで人間そっくりのロボット「アンドロイド」が紹介されたりしますよね。あれを見て「人間そっくり」みたいに報道されますが、よく見るととても人間には見えないですよね。アンドロイドが進化し、人間に近づけば近づくほど気持ち悪く、違和感の度合いが増します。ロボットの場合は視覚的要素が強いので、聴覚が強いオーディオとは違いますが、基本は同じではないでしょうか。ソフトや機器の精度が上がれば上がるほど違和感が生じるのです。

昔のオーディオ雑誌に載っていた面白い実験があります。オーディオ機器の再生周波数帯域と歪みの認知、音質の関係についてです。再生周波数帯域が広い機器で音楽を聴く場合、人は歪みに関し敏感になり、歪みの少ない音源の方が音が良いと感じるのですが、再生周波数帯域が狭い場合、人は歪みに対し鈍感になるばかりか、歪んでいる音源の方が音が良いと感じるそうです。
私自身も1950年代後半(1958年あたりかな)に録音されたジャズのレコードを聴くと凄く高音質に思えますし、そのリアルさに感動すら覚えます。時には「ヴァンゲルダーさんありがとう!」と叫びたくなるのも事実です。この現象は決して私だけではなく、多くの人に共通する感覚だと思います。

訳の分からないような話ですが、結局バランスの問題じゃないでしょうか。落語家の桂枝雀さんがよく言っていましたが、笑いと言うのは「緊張の緩和」だそうです。緊張が強ければ少しの緩和で面白くなるし、緊張の度合いは、人それぞれすべて違う訳ですから「誰でもが面白い」と言うようなものはないのだそうです。書を捨てて町に出れば回答があるかもしれません。したがって、オーディオに深入りしてはいけません。そこには泥沼の世界があるし、感覚は人によって違います。今持っている音楽データやLPやCDも本当は入ってないのかも知れません。(小池輸入レコード店の爺さんありがとう。喧嘩してすみませんでした。)

いざ音楽鑑賞(試聴)

それでは音楽の趣味の合わない友達を呼んで音楽鑑賞に移ります。(音楽の趣味が同じだと、音ではなく音楽を聴いてしまうので、それはそれで、正当に機器を評価できません。「こんなのつまんないからライブいかない?」って感じになりますから注意が必要です。因みに、良い音楽が聴きたいからオーディオやってるなんて輩なんて、オーディオ道の風上にも置けません。)

初めはメインスピーカーJBL4331プラススパーツイーターでアナログ盤を聴きます。連れも最初は「うーん良い音、アナログ最高じゃん。」とか言ってますが、所詮、音楽の趣味が合わないので、聴いていると、だんだん飽きてきます。
「一寸CDに変えてみてよ。」って言う話になります。
「おーやっぱCDは立ち上がりが違うわ。こんだけのLP断捨離したら。」みたいな話に進んでいきます。更に、飽きっぽい悪友だったりすると、CDにも時機に飽きてきます。
「CDの音は疲れるわ、おまえんとこフルレンジがあったじゃん、そっちで聴こまい。」確かにJBLは長時間聴くと疲れるのです。それがジャズを聴くための一人バトルだと思っていますが、連れが言うのではどうしようもありません。システムを移して50年代のジャズをフルレンジで聴きます。
「すげー良い音じゃん。JBLなんかいらんじゃん。」確かに良い音で鳴ったりします。ハービーハンコックのウォーターメロンマンなんか最高です。(おっとこれは60年代ですね。)
「まあ、腹減ったで帰るわ。もう一回JBLでLP聴かせて。」これで最初に戻り、ループします。JBLで聴くアナログ盤は最高です。
結局、どの音もまあまあ良い音なのですが、機器や、音楽が変わった時が一番良い音なのです。場合によっては、このループの中に蓄音機が入ったりしますが、さほど違和感はありません。

素朴な疑問

つまらないデジタルの音は何故つまらないのでしょう

アナログと比較し、歪率は、ほぼゼロ、周波数特性は、ほぼ人間の可聴範囲以上、ダイナミックレンジは、ほぼ無限大のハイレゾですが、安い機器(中には良いのもある。)で再生するとつまらない音です。
実を言いますと、本人は断捨離のつもりなんですが、ネットワークオーディオを導入したのです。CD2,000枚以上をNASに移し、ネットワークプレーヤーで再生しています。
当初、CDのジャケデザインが前面のディスプレイに表示される、かっこいいネットワークプレーヤーが良かったので、パイオニアのNー30AEを導入しました。上位機種は販売されておらず(販売終了していた。)値段が安く、一択状態だったと思います。ハイレゾも再生可能な機種で、雑誌の付録についてきた森山威男さんのハイレゾ音源も楽しんでいました。(中古本です。その時は、ハイレゾってこんなもんか、変わらんじゃん、と思っていた。)
ところが、1年位経ったある日、CDプレーヤー(別途DACにつないでます。)でNASと同じCDを聴き唖然としました。(導入当初聴き比べてないのは、私がアナログファンだからで、デジタルを信用してなかったせいです。)
ネットワークプレーヤーの、なんとつまらない音でしょう。お前はラジカセか?みたいな感じです。
こりゃダメだと思い、ネットワークプレーヤーのデジタルアウト端子からDACに入れ込もうと思いました。しかし、なんと、Nー30AEにはデジタルアウト端子がないのです。
演奏中にジャケデザインが見たいと言う、至極一般的なミーハー的楽しみを選択した私がバカだったのです。
それと、現代のデジタル機器だから、昔ほど価格に対する音質差はないものと、勝手に考えていました。ゴールドムンドの高級CDプレーヤーの中身が、パイオニアのローコスト機だったりする例も沢山あります。目くじら立てるほどの音質差はないものと信じ切っていたのです。
しかし、音の悪さが露呈したのですから、新しいものを見つけるしかありません。(そこが渡世人の辛いところです。)
慎重に検討した結果、マランツのNA6006と言うネットワークプレーヤーにしました。
N-30AEとの価格差は2万円程度ですが、別途DACを接続しなくても(アナログオーディオ出力が)良い音です。使用中のDACよりも良い音と思います。(比べるのが怖い)それと使用中のDACはハイレゾ対応していません。初めからこの機種にしておけば良かったと後悔しております。Amazonのレビュー等も全く参考になりません。人間各々限界レベルが違いすぎますもんね。(ここまで書いてきたのですが、パイオニアさんすみません。上位機種はもっと良い音だと思います。)
しかし、何故つまらないデジタルの音はつまらないのでしょう。それと実は、無理をして聴き比べなければ「こんなものか?」で済んでしまうレベルでもあります。(歪みが多いとか、低音が出ないとか、故障ではない訳です。)
したがって、無暗に聴き比べたらいけません。今の音に満足しているならオーディオ仲間の家やオーディオショップ(今や死語)には行かないようにしましょう。

↑これは使用中のDACでMusical FidelityのA324です。中身がそこそこ詰まっていると何故か安心します。音も良いものです。

↑ Nー30AEの中身です。長岡鉄男さんは、中身の空気が大切と言ってましたが、一寸多すぎ?

↑ あれ、音悪いじゃん。と気づいた後の悪あがき。出力のコンデンサーにスチロールコンデンサーをパラりましたが無駄に終わってます。
よく考えたら、スマホのハイレゾがハイレゾと書きたいためのハイレゾで、それと同じ感じかな。
誰か、音質を正当に評価できるAIを発明してください。

↑ NA6006の中身です。電解コンデンサーのビニルカバーが剥けており、なんじゃ?と思いましたが、こう言う仕様みたいです。また、DAC部分に矢鱈トランジスタが使われてます。やっぱディスクリートが一番なのかな?
電源はEIコアの電源トランスが使用されており好感が持てます。
音は勿論バッチグーでした。(安心、安心)
N-30AEは居間で使うことにしました。

↑ ついでにお話ししますが、これは居間で使用していた中華製USBDACです。NobsoundのQ3とありましたが、中身は何処のブランドも一緒の、訳の分からない中華製です。
最初は寝ぼけた音をしてましたが。出力端子とDACのICを直結したところ大分良くなりました。(オリジナルはDACのICと出力端子の間にボリウムとトーンコントロール回路が入っていた。)
しかし、寝ぼけ感は解消されたものの、超デジタルくさい音で、デジタルの見本みたいな感じです。アナログ回路部分の重要性が良く分かりました。

長いコラムですみませんでした。

結論

趣味でオーディオを扱う場合、最高のものを追い求めるのはやめましょう。お金がいくらあっても足りませんし、だいたい最高のスピーカーとか最高のアンプなんてものは存在しません。(そういうものに巡り合えた人は幸運です。私も、たまにそう言われますが、本人は妥協だと思ってます。蓮舫さん最高です。)
ある程度のものをいくつか用意し、状況によって切り替えて使うのが私は好きです。
一寸前までスピーカーだけでもJBL、TANNOY、三菱、B&Wを切り替えて使ってましたが、それぞれ特徴があり面白いものでした。ヤフオク等でもフラグシップ機は高価ですが、中級機は安価です。それと中級機はメーカーのカラーが出し安いらしく、凄くJBLらしい音のJBLがあったりするのです。(4311や4301)

このホームページは、コロナショックの真っ只中に外出を自粛して作成しました。ハイテクに疎い私には、ホームページ作成ソフトを100パーセント活かすには無理があります。また、記載するネタも当初はふんだんにあると思っておりましが、作り始めるとそんなにないことに気付きました。オーディオネタ以外、音楽、アマチュア無線関連等、徐々に充実したものにして行きたいと思っております。

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